(番外の番外03) ―お豆ちゃん生誕記念編― ……そ、そんな広げんっ…ふぅぅぅん!……て、ええって。 ……えっとぉ…あ、ここだよね。 ……んっ!…あっ!…ぁあっ…だめぇ… ……ほら、里沙ちゃんも愛ちゃんのえっちなとこ見てるよ。 ……んくっ……や、やだぁ…んっ!んっ!…ぃゃぁ…… ……愛ちゃんの感じてる顔、可愛いって。 ……んっ!…はぁっ!…ほ、ほんとぉ?… ……… …… … 里沙ちゃんの不感症もどき事件以降、3人でえっちな事をする事が度々あるようになった。 それは里沙ちゃんの為というか、私達のためというか… 理由の一つ。里沙ちゃんの為っていうのは、自分でする時の事。 別に毎度毎度イク必要はないと思うんだけど、一度味を占めちゃったらそれが欲しくなるのは当然の事で。 でも自分でするのも最後がどうしても怖くって、誰かに抱きついてないとどうやってもダメって事で、 私と愛ちゃんが、交互にお相手をする感じになっていた。 里沙ちゃんの方からは、私達にお願いしてくる事は滅多に無い。 なんとなくだけど溜まってそうな顔が判ると言うか何と言うか。 私とか愛ちゃんの方を赤い顔して見たり俯いたり、右の太ももを撫でる仕草をしてたり。 そういう時に私達の方から「する?」ってこっそり聞いて、里沙ちゃんが恥かしそうに頷くってパターン。 覚えたてだからか、一日おきとか、時には一週間毎日とかあったりもした。 基本的には前であったり後ろであったり、とにかく里沙ちゃんを抱きしめてあげていて、 そういう状況の中で、里沙ちゃんが自分でするって言う形。 ただ抱きしめてあげてるだけだけど、凄く恥かしい。里沙ちゃんはもっと恥かしいんだろうけど… そういう恥かしさを少しでも和らげる為とか、 私とか愛ちゃんに手伝ってもらってる負い目?みたいのとかを薄める為に、 私と愛ちゃんのえっちの中に自然に引き入れて成り行きで。って感じに性欲を解消して貰っていた。 もう一方の私達の為っていうのは、里沙ちゃんのお手伝いを一人でする時の事。 耳元で感じてる吐息を聞いちゃうと、何もしてなくっても自分も興奮しちゃったりする訳で… そしてえっちしたくなっちゃって、里沙ちゃんを襲っちゃいそうになる事もある訳で…… まぁ、私も愛ちゃんも、里沙ちゃんと二人きりでえっちな事をして欲しくない。 っていうのがお互いにどこかにあったから、3人でしちゃってるのかもしれない。 前と後ろから里沙ちゃんを挟めば股間は隠せるし、学校でも出来ちゃう利点もあったし。 他にも、3人の家のどこかでスル時、里沙ちゃんに見られながらスルのが気持ちイイっていうのも実はあるんだけど。 そういう時は二人で里沙ちゃんを気持ち良くしてあげられるし。時には里沙ちゃんも触ってくれたりもしたし。 今週は二学期の中間試験期間中。 午後はまるまる時間があるから、愛ちゃんとは勉強も一緒にしつつ、えっちも沢山しちゃってた。 勿論彼ともそれなりにあるけれど、殆ど週末だけ。 平日で彼がしたいって言う時は、放課後のトイレで彼のものを口でしてあげたり、私のを舐めてもらったりしていた。 彼のおち○ちんを舐めるのは私も大好きだし、彼も口でされるのが好きだから、特にそれで問題はなかった。 でも、最近愛ちゃんへの言葉攻めをかなり覚えたから、愛ちゃんとするほうが楽しくって気持ちよくって仕方がない。 愛ちゃんの可愛くて恥かしそうな顔を一杯見れるし。 愛ちゃんがしてくれるのも、目隠しさせられたり、新しいおもちゃを試されたりってドキドキしちゃうのばっかりで、 それが物凄く興奮しちゃうから。 今日は私の家で里沙ちゃんも混ぜて、最初から全員で裸になって二人で里沙ちゃんを2回程イカせてあげて、 あとは愛ちゃんと私でねっとりと絡み合っているとこ。 今は里沙ちゃんはベットの下で裸のままで、クッションを抱えて私達のえっちを眺めてるとこ。 ……んっ!…んっ!…あっ!…んんんっ!…ぃっ!…ちゃ……うぅぅ…よぉぉ…… …ほら、里沙ちゃんに気持ちイイ顔見せてあげなきゃ。 …ゃぁぁ…んあ゛っ!……見んで、里沙ちゃ……はっ!あっ!くぅっっっ!!……… ……… ちゅっ …… んっ…ちゅっ… …… … 「里沙ちゃんもお布団の中に入っておいで?あったかいよ」 「え?い、いい?」 下になってた愛ちゃんと位置を交換し、私の上に乗せて左腕で抱き抱える。 胸にかかる荒い吐息が、熱くって嬉しくってかなり幸せ。 汗で首に貼りついた髪の毛を髪をすいて、紅潮してる顔を覗き見る。 ちょっとだけ恥かしそうに、「にへへ」って笑って私の胸に顔を埋めた。 開いた右側に、こちらもちょっと恥かしそうに里沙ちゃんが入ってきた。 私と愛ちゃん両方に、腕、脚を絡めるようにペタっとくっついてくる。 右腕を里沙ちゃんの下から通して、横向きの腰を抱えてあげた。 両手に花ってこういう事を言うのかな?全員女の子だけど。 あ…里沙ちゃんの股間が乗った右の太腿に濡れた感触。あとでもう一回してあげるね。 「ねぇ、こんこん。中って気持ちイイの?」 愛ちゃんのおでこに貼りついた髪の毛を人差し指で剥しながら、 若干潤んだ目、そして真っ赤な顔をしながら里沙ちゃんが聞いてきた。 「ん〜…私の場合、慣れるまでちょっとかかったけどね」 私の胸に顔を埋め、まだ若干荒い呼吸をしている愛ちゃんの頭を撫でながら里沙ちゃんに答える。 「い、痛いの?」 「濡れちゃってれば痛くないけど、気持ちイイって感じになるまでちょっとかかったかな。 違和感みたいな苦しい感じばっかりで」 「ふ〜ん…」 「でも、愛ちゃんに中のポイント擦られた時は、まだ慣れてなかったけど凄かったよ」 「ポ、ポイント?」 「なんかねぇ、3箇所くらいあるんだって。中に」 「へ、へぇ〜」 あら、里沙ちゃんったら興味津々って感じの目をしちゃってる。 「自分では届かないしよく判らないから、愛ちゃんにしてもらうばっかりだけど」 「後であさ美ちゃんこと実験台にして、里沙ちゃんに教えてあげるー」 幸せそうに目を瞑ったままで、愛ちゃんが答えた。 「え?ええ〜〜?わたしが実験台?」 「やって、あさ美ちゃん。あーしのポイント2つしかわからんやろ?」 「ま、まぁそうだけどぉ…でも、時々当るじゃん。3つ目。……愛ちゃんでもいいんじゃないかな…」 「やって、今日はまだイって無いやろ?」 「ま、まあ、そうだけど…」 「決まりっ!でも、あとちょっとだけ余韻に浸らせてな。…チュッ」 勝手に決められちゃった…里沙ちゃんも愛ちゃんと顔を見合わせて笑っちゃってるし。 …もぅ。二人とも意地悪なんだから。 「ポイント以外は気持ち良くないの?」 愛ちゃんのほっぺを突付きながら、尚も質問してくる里沙ちゃん。 「今は入れられるだけで十分気持ち良いよ。慣れかもしれないけど」 「…そうなんだぁ………あのさぁ…」 「ん?なに?」 「破られるのって、凄く痛いんだよね?」 「ほれ、前もいぅてたな。里沙ちゃん」 「私は痛かったけどぉ……」 「びちゃびちゃになっとれば、大した事ねぇざ」 「愛ちゃん。それって人それぞれだと思うけど」 「みんな同じように痛いんじゃないの?」 「あーしはあんまり痛とぉなかったけ」 なんだ?この展開は。里沙ちゃんて彼氏いたんだっけ? 「指入る?」 そういう疑問も関係無く愛ちゃんは話題を進ませる。 「ぅえっ!?そ、そんなのした事無いってー」 「入りよったら多分死にはせん」 「し、しんじゃうの!!??」 「死なない死なない。愛ちゃんオーバーだって、それ」 「入れてみんせ」 「……怖いよぉ」 「なんで?」 「なんで?って…そんなとこ怖いじゃん…」 「そやのぉて、破るとか破らんとかって」 あ、愛ちゃんも一応疑問に思ってたんだね。撫でてあげよう。よしよし。 「…」 あれ?里沙ちゃん無言になっちゃった。 「どした?」 「う、う〜ん…あ、あのね……私も中で気持ち良くなってみたいなぁー……なんて」 「はあ!?」「えぇっ?」 私も愛ちゃんも思いっきり驚いちゃった。 「だ、だって里沙ちゃん処女でしょ?」 「彼氏みつけんとなぁ…」 「愛ちゃんも今までに全く彼氏居ないじゃん」 「うるへー。このガキっ」 「男の子とそういうのって怖いし…でもしてみたいし…… こんこんとか愛ちゃんにして貰えたら、若しかしたら痛くないかなぁ……何て思って」 「一生に一度の事やぞ。そんなんでええの?」 珍しく、酷くマトモな事を言う愛ちゃんがなんとも頼もしい。 真面目な事言いながら、私の乳首摘んでコリコリしてるのはどうかと思うけど… 「好きな人にしてもらうのが一番良いんじゃないかなぁ?」 女の子が『女』になる一生に一度の大事な儀式だし、 里沙ちゃんにも、やっぱりそういうのは大切にして欲しかった。 「…生理重いしさぁ、ホルモンバランス変わったらそういうのも変わるっていうじゃん」 俯きぎみに、そんな事を真剣に話し始めた里沙ちゃんに、 「いかんて」とか「ダメやって」とか、やたら言ってた愛ちゃんも押し黙った。 生理不順がどうとか婦人病がどうとか言われると何も言えない。 「それに男の子と付き合うのって今は考えられないし……」 「でもよぉ…」 「こんこんも愛ちゃんも好きだから…まこちーもだけど…… それに、こんこんと愛ちゃんとはこういう事しちゃってるし……」 「それとコレとはよぉ…やっぱり本気で好きな人と…」 「こんこんと愛ちゃんが本気で好きなんだもん!」 愛ちゃんの言葉尻に被せるように、里沙ちゃんが言い放った。 「「えぇぇぇーーーーーーーー???」」 こ、これって……え〜と。…何? 「あ、あの…その…なんやて?…えっとぉ……」 愛ちゃんもパニックになってるみたい。オタオタしながら私を見上げる。 私の乳首を捏ねまわしていた手もピタッと止まった。 「ふ、二人の間に割り込みたいとかそう言うのじゃないから」 里沙ちゃんも突然の告白に、自分自身が動揺してるみたい。 ガバッと起きて女の子座りの状態で、私達二人に向って両手をバタバタ振っている… 「わ、私も里沙ちゃん好きだよ」 「あ、あーしもやけど」 「そういう好きじゃなくって、毎晩夢に出て来るんだもん。朝、顔見るとドキドキしちゃうんだもん…」 コレって完全に恋愛対象としてって事…だよね。 どうしていいか解らずに、私の胸に頭を乗せたままで、ぽへーっと里沙ちゃんを見上げてる愛ちゃんを眺めていた。 「だ、だから二人に処女貰ってもらえれば本気で嬉しいし…出来たら…だけど」 完全に俯いちゃってシュンとしてる里沙ちゃんが、やたら儚げに見える。 「そう言ってくれるの嬉しいけど、あーしもあさ美ちゃんこと本気やから。それでもええの?」 「……うん」 「里沙ちゃんと二人だけって事にはなんねーよ。ええの?」 「ふ…二人ともいればもっといい」 おずおずと里沙ちゃんがそう答えた。 「今度からは、毎回3人でえっちする事になりそうやね」 一旦私の心を伺うように顔をジッと見た愛ちゃんが、里沙ちゃんに向き直って笑いながらそう言った。 なんだか愛ちゃんは私の思っている事全てお見通しみたい。 愛ちゃんと私の関係は絶対に崩れないのは確信できる。 里沙ちゃんへは、まだ恋愛感情って言うのはないけれど、女の子が女の子を好きになる気持ちも解るし、 二人とも好きっていう感覚も解る。 私が愛ちゃんとA君に思ってるのと同じだから… 里沙ちゃんは大切な親友。心も身体も受け入れてあげたいし、守ってもあげたい。 本気で好きって言ってくれるのなら尚更。 里沙ちゃんが処女を貰ってほしいっていうのなら、喜んでもらってあげようと思った。 「じゃ、明日にする?」 愛ちゃんが起き上がって、そう言いながら妙に色っぽく里沙ちゃんににじり寄る。 微妙に顔を歪めて里沙ちゃんが身を引いた。 「なんで逃げるんざぁー」 あっという間にいつものダダッ子口調に変身。 「だ、だぁって、今の愛ちゃんキモかったんだもん」 「なんやとー」 愛ちゃんが里沙ちゃんに飛びかかる。 「ちょ、やっ…わははは。…やっ…ぬひゃひゃひゃひゃ」 抑え込まれてわき腹をくすぐられ、手足をバタつかせて悶えてる里沙ちゃん。 ……なんか色気も何にもないんですけど…そこのお二人。ちっちゃい子が裸でじゃれてるみたい。 「明日は里沙ちゃんの誕生日やし、いい記念日と卒業式にしような」 くすぐるのを止めた愛ちゃんが、起した里沙ちゃんを背中から抱き締めて、優しくそう言った。 優しい笑顔のままで、私を呼ぶように振りかえる。 愛ちゃんのその笑顔に頷いて、私も里沙ちゃんの前に回り込んで抱き締めてあげた。 「里沙ちゃんの処女、私と愛ちゃんで貰ってもいいかな?」 「あ、ありがと…」 私の左肩に顔を埋めた里沙ちゃんが、ちっちゃい声で答えてくれた。 そのまま里沙ちゃんの肩が震え始める… 暫くして起した里沙ちゃんの顔には涙の跡があったけど、凄い笑顔だった。 「じゃ、そう言う事で今日は講習せんとな。な、あ・さ・美・ちゃん!」 里沙ちゃんを抱いたままで、私の顔の前に悪戯っ子愛ちゃんの顔が出現。 「な、なんでしたっけぇ?…」 「とぼけおってからに……そら!里沙ちゃん。あさ美ちゃん押し倒してまえ〜」 「いくぞお〜〜こんこん!」 「ちょっ…きゃっ!」 二人分の体重がかかってベットの上に簡単に仰向けに押し倒される私… 「はい。これであさ美ちゃんの両手結んじゃって。あとこれ。目隠し」 「うえっ?な〜に〜。こんな事しちゃうのぉ?あさ美ちゃんったら、もぅ、えっちぃ〜〜」 口では躊躇しながらも、里沙ちゃんも喜んで愛ちゃんの作業の手伝いを始めた。 …ソフトSM状態で、あそこの中のポイント探り講習されちゃうの?二人に?? え〜ん……でもドキドキ。 「縛られただけで濡れて来てんのぉ」 「やっ…言わないでよぉ……」 「何なら、毛ぇ剃ってまうか。見えやすぅなるように」 「やっ!それはやだあ〜〜」 「ま、そのうち」 …そのうちって…愛ちゃんてホントにやりそうだから怖いよ。 「里沙ちゃんも眉毛みたいに整えんとな」 「えっ?ぜ、全部剃っちゃうの?」 「全部がええならそれでもええけど…」 「眉みたいに書き足せないもんなぁ……」 …里沙ちゃん。そこはそういう反応でいいの? ……友達間違ったかな? (前編 了)