その日、A君と私は放課後の教室に二人きりでいた。 

A君と私は結構親しい仲。 
もちろん、付き合っているとかそういう関係ではないけれど。 
でもクラスメートとして、そして友人としてそれなりに…いや、私にしては 
結構あけすけに物を言える唯一の男友達ではあった。 
皆に「あさ美はネンネだから。」って言われてる程下ネタの話は苦手だったし、 
そんな事自分から話しはしないし、男の子に向ってなんて尚更出来なかった。 
その点、A君はその手の話しは振って来なかったから安心して話し出来たし。 

正直、私に下心がないとは言えない。 
A君の事を自分が好きなのかどうかよく解からないけど、やっぱり年頃の女の子。 
クラスの半分以上は彼氏持ちだし、そんなクラスメートがデートしたとか 
キスしちゃったとか、もっと先まで進んじゃったとか、幸せそうな顔で話すのを見るにつけ 
自分にも素敵な彼が出来たらいいのに。って思う。 
今、目の前でつまんない駄洒落を交えて話をしてくるA君はやさしいし割と真面目だし、 
何より一緒に居ると安心できた。 

そんなこんなで不純な動機ながらA君ともっと親しくなりたい。 
というか…同年代の男の子のカラダを実際に見てみたい。 
出来る事なら、皆がイイっていうえっちも早く体験してみたい…… 
そう思うことは何度かあった。 

仲の良い男友達がA君しか居ないから必然的なのかもしれないけれど、 
彼と抱き合ってる夢を見て変な気分になった事も……何度か… 
その時の肝心な男の子のアノ部分は、何故か曲がった整汗スプレーの缶なんだけど。 
寝付けない夜には、そんな夢を想い出してパジャマのズボンの中に手をさしこんで、 
まだ男の人どころか、自分でもちゃんと見た事の無い縦割れに指を這わす事もあった。 

男の人とそういう経験はまだ無いにせよ、女の子の友達同士の会話や 
借りたレディースコミックなんかで漠然とした知識はかなりある訳で… 
だけどアノ部分は実際にどうなっているのかよく解からなかった。 
そんな夢を見たり悪戯をした次の日は、教室でA君の顔を見るのが気恥かしかったり… 

でも、私にはそこから先に進む勇気はなかった。 
なによりもA君が私のことをどう思っているかわからなかったし、 
しつこいようだけど、私がA君を本気で好きなのか解らなかったから。 
もし、告ったせいで私とA君の今の関係が壊れてしまったら… 
それにA君のことだから、彼女がいるとは聞いていなかったけど、 
きっと私なんかよりずっと可愛い娘がお似合いだと思う。 
おまけに親友の愛ちゃんがA君に気があるみたいだし… 

そう思うと、ヘンに高望みせずに友人として屈託なく会話のできる現状のままでも充分に思ってた。 
無理に彼氏作っちゃって、遊ばれて捨てられるのなんて絶対に嫌だったし。 
だからと言って興味本位で、「アソコ見せて」なんて私の口から男の子に言えないもん。 

そんなA君と私。二人きりの放課後の教室。 

「ねぇ、だからあたしの話聞いてる?」 
数分前までイイ感じに話も盛り上がってたのに今はなんだか話が噛合わない。 
「ん…ああ…聞いてる」とか「ああ…」とか「うん…」 とか、 
私が一方的に喋るばかりで、正面に座ってるA君はそんな台詞の繰り返しばかり。 
いつもだったら何かと食べ物を想像しちゃって遠くを見つめちゃう私に向かって 
「ねぇ、聞いてる?その辺に芋でも飛んでる?」 
なんて笑いながらツッコミ入れて来るのに、A君たら何か変。 
おまけに妙に私の方から視線逸らすし…… 
話するときは相手の目を見て話すように。っていっつも自分が言うくせに。 
いつもより猫背気味だし体調でも悪いのかな? 

ほっぺを膨らませてブーブー文句を言ってみてもやっぱり上の空。 
それでなくても自分のホッぺ小さくならないかと、毎日のマッサージは欠かさないのに 
これ以上ほっぺ大きくなったらどうするのよ。 
そんな事を言おうとしながらA君の視線の先を追ってみる。 
チラチラと私の顔見たり窓の外に視線を飛ばしたりしているけれど、 
その方向を変える度に必ず視線が向かう場所がある。かなり一瞬だけど。 

一応私の方見てるけど、脚?膝?何か付いてるのかな?? 
「ん〜〜………ぁ!!」 
視線をなぞって辿りついた場所は私のスカートの中だった。 

あわてて組んでいた脚を解いてぴったりと膝を閉じ、両手でスカートを押さえつけた。 
かなり脚をぶらぶらさせてたし、多分何回か脚を組替えてた筈。 
いつもならブルマー履いてるのに今日に限って履いてない。 
制服だからお気に入りのピンクの見せパンでもないし… 
いつもの調子で楽しく話してたせいか、そんな事もすっかり忘れてた。 

自分の席に座るA君の隣の席。 
その机の上に彼のほうに向かって座っていた私の不注意とはいえ、 
捉え方によっては私が自分からパンツを見せつけてた様な状態だったなんて。 
ガックリしても後の祭。正面からばっちり見られてた。と思うと 
更に恥ずかしくて顔から火が出そうになって俯いた。 

「見たでしょ……」 
実はパンツを見られていない。という奇跡的な望みをかけて聞いてみた。 

無言。 
A君、さっきより目が泳いでる… 
「さっきからあたしのパンツ見てたよね。」 
再度聞いてみる。 

「…え…あ…その…」 
A君。言いよどむ。 

奇跡起こらず。ですね。はぃ。 
私のせいなのに責めちゃったバツの悪さと、パンツを見られた恥ずかしさを紛らわす為に 
「あたしのパンツ見て興奮してたんだ。それでろくに返事しなかったんだ。えっちー」 
と、ちょっとお茶らけ気味に言うしかなかった。 

せっかく笑って話題を変えようとしたのにA君もバツが悪そうに無言のまま。 
俯き気味に視線はあっちに行ったりそっちに行ったり。 
上目使い気味に私の方を見たと思ったらまたあっちへ。 
しかし、その視線はぴったりと閉じた私の膝の間にチラチラと飛ぶ。 

そんなA君を見ながら、男の子ってやっぱりえっちだよね。なんて思っていたら 
ちょっと悪戯してやろうかと思いついた。 
その為のネタになる筈の部分にゆっくりと視線をあわせてみる。あの曲がった整汗スプレーの缶の部分に。 

少し猫背気味に座って俯くA君のアノ部分はしっかりと膨らんでいた。 
恥かしいけど、私のパンツで興奮してくれているA君が可愛くって嬉しかった。 

「…興奮してる?」 

「…あ・・ああ・・うん…」素直に私の質問に答えたものの、俯いて全く私を見ようとしない。 
状況からして私の方が優位に立っているのは決定的だった。 

(このまま上手くいけば、いつも思っていた男の子のアレが見れるかもしれない。) 

「…脱いでよ…」 
大胆に、そして命令口調で発した言葉に下腹部が痺れた。 

目をまるくして私の顔を見返すA君。口も半開き。 
数秒後我に返ったのか「え?なんでだよ、いきなり。」とちょっと怒った口調で言い返された。 
折角の今日のこのチャンス。やっぱり逃したくない。……見たい。見てみたい。 

「だって、あんたあたしのパンツ見たんでしょ。だからあんたも見せなさいよ。それでおあいこじゃん。」 
「脱いで」とか「見せろ」とか口に出しちゃう程大胆な自分に内心驚きながらも言い返す。 
身体はもっと大胆だった。 
言うが早いか、A君のベルトを外しに掛かっていた。 

彼はあわててズボンを掴んだ私の手を振りほどこうとする。 
私は一旦離すも、彼の抵抗する手を掻い潜ってズボンを掴む。 
そんな戦いの最中、意図せずに何度か彼のアノ部分を私の手がかすめる。 
瞬間ながらも指先や手の甲に掠る固い感触にドキドキしながら戦いは続く… 

面倒くさくなったのか、A君の抵抗も弱まって来た時に事は起こった。 

「…だって…実際どうなってるのか見たいし…」 

思わずポロッと声に出してしまった本音に自分自身びっくりした。 
小声だったしA君に聞かれてなかったと思うけど……耳が熱くなった。 

「…もう…彼氏にでも見せてもらえよ…」 
私から顔を背けてそんな事を言いながらA君は抵抗を止めた。 
興味本位と悪戯心で始めてしまったこの行動。 
彼氏なんて未だに居ないしキスの経験さえ無いっていうのに 
そんな遊んでいる風に見てたのかな…嫌われちゃったのかな。これ。こんな事しちゃうんだから当然かも… 
A君にそんな風に見られてたショックと悔しさ、そしてこんな悪戯を軽い気持ちで 
始めてしまった自分自身に情けなさが瞬間的に込み上げて来た。 

でも、さっきポロッと声に出してしまった本音に動揺してたのか売り言葉に買い言葉で 
「……いたらあんたのなんか見ないわよ!」 
なんて、やたら強い口調で言ってしまう私の口。 
動揺なのか興奮なのかもう、何がなんだかわからない。 
耳どころか顔全体が熱っくなった。湯気出てない?私の顔。 

”あんたのを見る”って言葉が頭の中をグルグル回る。 

(見てみたかった実物の”アレ”がもうすぐ目の前に) 

冷静になろうとするもう一人の自分が、”ハシタナイ”と囁く。 

(奥手な筈の私が、無理矢理。おまけに彼氏でもない男の子のズボンを下ろそうとしてるなんて。私って変態?) 

目の前に霞が掛かったみたいにボーっとするし、心臓なんてやたらバクバク。 
得意の長距離走を走り終えた時なんか比べ物にならないくらい頭はクラクラ。 
…あれ?なんだか手もプルプル震えてる?……目までチカチカしてきた。 

これって興奮してるの? 
状況、状態、過去、未来、みたい。……へ? 
冷静になろうと分析しようとしていた部分も壊れたみたい。おまけに息まで苦しくなってきた。 

この状況。もう引くに引けない。 
自分の両手はがら空きのA君のベルトを外しかけちゃってるし… 
このまま動きを止めたらなんか倒れちゃいそう…… 

自分でやっておきながら凄く恥かしい上に緊張してるのを悟られるのも嫌で 
ギュっと力を入れて震えを抑えている両手を動かした。 
ホックを外し、ジリジリとジッパーを下げると同時に温かい熱気が手にかかる。 

ここで止める事は出来る。ハシタナイって頭では考えているのに身体がいう事をきかない。 
「ほら、ズボン下げるから。」 

言ってしまった。トドメの台詞…… 

私の言葉に従って、脱がしやすいようにA君は椅子から腰を少し上げる。 
やっぱり恥かしいのだろう。耳を真っ赤にして顔を背ける。 
私の手はそのタイミングを見逃さず、A君のズボンとパンツを一緒に掴んで一気に膝下まで引き下ろした。 
途中で何か引っ掛かった感じがしたケド。 

しゃがむ様に膝を曲げてズボンとパンツを引き下ろした私の目の前には当然A君のパンツ。 
この体勢のまま正面に目線を移せば、夢にまで見た…いや、夢ではスプレー缶だったアレが…… 
カラダじゅうが心臓みたいにドキドキしてる。羞恥と期待でほっぺたがピクピクしてる……… 
多分笑顔も混ざって凄い顔になってるよね。 

冷静になれ…冷静になれ…あ、このパンツはボクサーパンツっ…?て言うんだっけ?生地は綿かな? 
引きつって、更にはニヤケてるであろう顔の筋肉を戻そうと、男物のパンツの情報を引き出してみる。 
って、 
完全にパニックだ。私の頭。男物のパンツ情報で冷静になれる訳ないじゃん! 
おまけに乗りツッコミまでキッチリしちゃってますよ。お〜ぃ。私の頭はどこですかぁ〜? 

混乱する頭の中とは逆に目的としたほっぺの感じは直に戻ったけどドキドキは止まらない。 
逆に速くなってくるよ。もう、爆発しそう。 
それに追い討ちをかけるように、ズボンを下ろした瞬間からおでこあたりに感じる熱気と、 
ちょっと獣臭い匂いが胸をギュウギュウに絞めつけて来る。 

ついに男の子の”アレ”を… 
私のアソコにえっちな液が伝う感覚があった。 

ゆっくりと目線を上げた。 
息がかかるくらい真近に、先っちょを光らせてそそり立つ待望の”アレ”があった。 

目に飛び込んできたのは逆さまの形のハート。 

「キャッ!なにこれ!」 

あまりにも目の前にあった”アレ”にびっくりして飛びのいた。 
机の縁にぶつけた背中が…痛ひ… 
そのおかげでかなり冷静になれたのは不幸中の幸いかもしれない。 
あのままだったらきっと頭からプシューって湯気を出して倒れ込んでただろうから。 

背中の痛みから逃れるように、軽い海老反り気味で天井を見上げる。 
背中をさすりつつ、冷静になれた頭でさっきの光景を反芻する。 
ハート形の凹んだあたりが濡れててキラキラ光ってたっけ……… 
見たときの私の顔だらしなくなかったかな? 
あ、鼻息でンフーってなっちゃった気がする。うそー… 
絶対に私の鼻息かかっちゃったよね。ね… 
反芻しながら目線を下げると彼と目があっちゃった。恥ずっ。 

あわてて目のピントを変えると、彼は軽く脚を開いて下半身は丸出し。マヌケな格好。 
それに反して心配そうな表情で私を見ている彼… 
すぐさま勝手に”アレ”にピントをズームする私の目。 
そんな自分が恥ずかしくって恥ずかしくって、 
「ふ…ふうーん、こんなんなってるんだー。」 
と、場を取り成すように言った。少し恥ずかしさもやわらいだ気がした。 

ジャジャーン!!♪ 
待ちに待った待望の、おち○ちんです! 
あれ?ちょっと待って。 
おち○ぽ?ち○こ?ち○ぽ?ペ○ス?男根?     …本名何だっけ?? 
響きが可愛いから「おち○ちん」にしておこう。うん。 

目に焼き付けるように色々な角度からマジマジとおち○ちんを観察する。 

うまい棒とんかつソース味1.5倍に先端松茸…?なんて思ってたら 
責めの口調で「…なんだよ紺野。本当に見たことないのかよ。」 
なんて失礼な事を言われた。本当にって… 

「……あるわけないでしょ。あんたあたしのことなんだと思ってるのよ。」 
と私も責めの口調で言い返す。 
初遭遇の元気なおち○ちんが、付き合ってるわけでもない人の物だというのに、 
なんだもかんだもない。っていうのは重々承知。 
「遊び人、遠山の金。」ならぬ、「紺野のコン。じゃなくって、紺野のあさ(?)」 
と思われても仕方の無い行動です。はいぃぃ……。おまけに変態さんかもしれません……。 
あ、おち○ちんがピクンって跳ねた。 

私の好奇心は湧き上がるばかり。右手の人差し指でおち○ちんに触れてみる。 
彼は「やめろよ」と口では言いながら特に抵抗はしてこない。 
やっぱり私と同じく彼も興奮してるみたい。 
おち○ちんの先端から出た透明な液が、跡を残しながら垂れてくる。 
これがカウパー腺液って言うんだっけ。たしか。興奮すると出るんだよね。 
先っちょの出っ張りの際から糸を引いて陰毛に垂れ行くそれが、 
透明な蜂蜜に見えて、無意識に唇を舐めた。 

これまで得て来てたおち○ちんに関する情報をフル動員して実物と比べ始める。 
突っついた感じでは予想よりかなり硬いし熱い。レンジで温めたサラミみたい。 
色は小麦色ってとこかな?黒いって程じゃないジャン。スモークソーセージみたいだし。 
先端はちょっと濃い目のピンク色。もっと明るめだったら可愛いピンクなのにちょっと残念。 
亀の頭って、こっちのほうがエラが張ってるね。松茸とはよく言ったもんだ。 
ここまでが陰茎。で、こっちが陰嚢。なんかプヨプヨしてるー。あ、伸びるんだぁーー。 
突っつくたびに中のタマタマちゃん(これは精巣だよね)の動きに合わせ形を大きく変える。 

すごーい♪かぁわいぃー♪たーのしーい♪えぃ!えぃっ! 

でー、ここから精液が出るわけか。あれ?オシッコの時の穴は??…あとで聞いてみよう。 
陰毛は私と変わらない。どっちかっていうとちょっと硬いかも。 
私のはこんなにモジャモジャ生えてないし。 
邪魔になるおち○ちんを一方の手でのかしながらもう片方で陰毛を摘んだりもする。 

抑えていた手を離すと、無理に斜めにされていたおち○ちんが勢い良く真っ直ぐに戻った。 
おおぉーー。これはびっくり!! 
試しに、こっちに倒したりあっちに倒したりしても「ピン!」って戻ってくるから凄く面白い。 
その面白さと感動で、何時の間にか私は両手を使って嬉々として彼のおち○ちんを捏ね回していた。 

その時、しゃがんでおち○ちんを捏ねまわす私のパンツが、彼からは丸見えだったのは気づく余地も無かった。 
私の手が絡まるおち○ちんの延長線上に見える、10円玉程に染みが広がった「そこ」に、 
彼の視線が釘付けになっている事さえも。 

先端の割れ目のヌルヌルコリコリとした感触を指先で楽しみながら改めて思う。 
そっか…これが女の人のアソコに入って精子と卵子がくっついたら 
赤ちゃんができるのかぁ…… 
あれ?オシッコの時の穴はどれだっけ??中に仕切りとか??? 
両人差し指で割れ目を開いてみようとするがヌルヌル滑ってなかなか開かない。 
指の本数を増やしてみてもやっぱりダメ。手強いな。おぬし。 
ますますエッチな液が出てきて苦戦してると彼の吐息が私の頭にかかるのを感じた。 
暫く格闘してもヌルヌルがますばかりだし、仕方が無いのであきらめることにする。 
観察から疑問に思った事は調べたり、それでも解からなければ解かる人に聞いたりする。 
これ常識。 

じっとして顔を真っ赤にして俯いている彼を見上げて疑問をぶつけた。 
その答えに対し「あ、そうなんだ。このコって器用なんだね。」 
と言ったら、「そ…んな事も知らなかったの?お前」って彼は苦笑い。 
その表情も困惑の色が薄れて見えた。 
私は「偉い♪偉い♪」と彼のエッチな液が絡み付く自分の指で、おち○ちんののどを撫で上げる。 
首に沿って液を伸ばすとピクンピクンとおち○ちんが動く。 
それとタイミングを同じくして、更なるエッチな液が先端から湧き出て来た。 

その光景、ヌルヌルして生温かい感触、漂う匂いが、私の興味と興奮をエスカレートさせる。 
それと同時に自分のアソコからえっちな液が湧き出すのをはっきりと感じる……染みたかも… 

「ね、これって擦ると精子出て気持ちいいんだよね。せっかくだから精子出して。」 
おち○ちんをギュッと握ってリクエストしてみた。 
「ちょ、ちょっと。そりゃは…」  …あ、噛んだ。かなり動揺してるみたい。 
そりゃぁ抵抗あるだろうね。 
「こん…の…や……め………ちょ……お…や……」 
これって、オナニーを私の前で見せろって言ってるもんだし、 
もし私が反対の立場だったら恥ずかしくって死んでもできないもん。 

……ん?彼のオナニーを私が手伝ってるの?これ。…………えーっ!?きゃ〜!! 
カッと勢いよく身体中に廻る熱に羞恥心を呼び覚まされて 
おち○ちんに留まっていた視線ごと私は俯いた。    ……おへその下のほうが熱…い…よ…… 

彼の言葉になってない音をBGMにそんな事を思いながら、 
私は俯いたままおち○ちんを握り締めた手を上下に動かし始めた。 
「出る直前が一番気持ち良いんだけど……」 
小声で彼が言った言葉を私の耳は聞き逃さなかった。 
腰を引く彼にかまわずに、おち○ちんを握る手に更に力を込めた。 

エッチな液がまとわりついた部分はヌルヌルと滑るけど、 
なんか擦ると言うより根っこから引っ張ってる感じで手を上下する。 
痛い。って言われた。 
初めてなんだし仕方ないじゃん… 
「あんたが逃げようとするから力入っちゃうんじゃない。もう逃げないでよ。」 
最後の方の声が上ずっちゃった。言い返しながら少し手の力を抜いた。 

痛くしちゃうのはやっぱり申し訳無いから、今度は彼の表情を時折伺いながら慎重に擦り上げる。 
どんどん湧き出してくるエッチな液のヌルヌルを全体に塗り込めるように 
一旦手を離したり、擦る距離を変えてみたり……どう頑張ってもヌルヌル感は足りないんだけど。 

チラチラと彼の表情を盗み見ながら私はおち○ちんを擦り続ける。 
二人とも無言のまま。 
聞える音は校庭から遠く聞える部活動の声と、足元でリズムを崩しながら鳴っている彼のベルトのバックルの音。 
それと、目の前の私の手の中から時折聞える「にちゃっ」っていう音だけ。 
ギュって目をつむると、それに足して吐息が聞えてきた。彼のなのか私のなのか解からない。 

無言のまま上目使いで彼の様子を伺う。 
ウルウルしちゃってピンボケ気味な私の目が捉えた彼は、 
薄く目を閉じ鼻をピクピクさせて、私の方を見ていた。 
その顔は紅潮して、見た事無いくらい赤い。 
あ、今、目が合ったかも…恥かしいっっ……。あわてて目線を逸らす。 

ここはいつも使っている教室… 
私の名前は紺野あさ美…彼はA君… 
私の席はそこ…彼の席はここ…背中をぶつけたのは愛ちゃんの席… 
彼はただの友達… 
彼の剥き出しのおち○ちんを擦ってる私… 
私に剥き出しのおち○ちんを擦られてる彼…… 
彼に見られながら彼の剥き出しのおち○ちんを擦ってる…わたし……… 
今、誰かが教室に入ってきたら……………… 

ちょっとだけ残った冷静さのカケラを一生懸命転がして状況を一つづつ挙げていく度、 
巨大風船みたいになった羞恥心が更に膨らみ続ける。力が入らないよ。もう… 
自分の中で何かが破裂しそう……怖い…… 
脚がガクガクする…目が益々ウルウルしてくる……だめ、おち○ちんを握って無いと倒れそう。 
頭の中で鼓動してるみたいな心臓の音がやかましい。頭が痺れる… 
それが…何故か…なんだか……凄く気持ち…………いい………………… 
ぁぁ…なんか甘い感じの匂いがどこからかしてる………………………………… 

朦朧とする頭で、倒れないように。って、頑張って態勢を変えた拍子に、 
おち○ちんにひねりを加えてしまったようなグニッって感触。 
とたんに、ゴツゴツした感触と彼の鼻息が荒くなった。 
安定の為、私の左手が今さっき乗った彼の太腿がグッって引き締まる。 

「……手を離して…出る…」 
その言葉も終わらないうちに、見上げた私の霞む目に飛び込んできたのは、 
私の手に拍動を与えつつハート形の先端から、勢いよく真上に吹き上がる白色の液体だった。 


冷静さのカケラがその液体を分析した。 

(あ、カルピスだ。) 

何回かピュッピュッって、噴水みたく真上に飛ぶカルピス。 
それがおち○ちんを掴んでいる私の右手の手首と、 
その制服の袖口に着地する。 
凄くあったかくってねっとりとしてる… 
なんだか生タマゴの白身みたい……これは透明じゃないけど… 
最初は割とボトッて落ちたけど、あとは糸を引きながら椅子と教室の床に落ちていく… 

私は彼のおち○ちんを握り締めたまま、そんな光景を呆然と眺めていた。 

手の甲を伝って袖口から進入してくる温かい感触に、ふと我に返った。 
あわてて立ち上がり、ポケットからティッシュを取り出しそれを拭う。 
袖のボタンを外して、中まで入っちゃった分もきちんと拭取る。 
ティッシュを取り出す時にポケットに付けちゃったのも忘れずに。 
でも、右手首のピンクの髪ゴムにくっ付いたのがなんだか拭いきれない… 

そんな事をしてるうちに、徐々に頭の中もクリアーになっていく。 
身体はなんかだるいけど、火照った感じも徐々に薄れていくみたい。 
……なんか凄いもの見ちゃった……ああやって出るんだぁ……… 

ふと目に入ったのは、まだおち○ちんをまだ脈打たせて私を見ている彼。 
とりあえずだけど綺麗になった手で、彼のおち○ちんにティッシュを被せ綺麗にしてあげた。 
やっぱり私が汚しちゃったんだし。 
また私の手が汚れちゃったよ… 
あーあ。ポケットティッシュ、まるまる1つ無くなっちゃった。 

初めて嗅いだ青臭い感じの匂いと、思い出せないちょと甘い感じの匂いが漂う中で 
無言のまま、まだ赤い顔でパンツとズボンを履いた後、 
私が分けたティッシュで、イスと教室の床に飛び散ったものを拭いている彼… 
そんな光景の中、頭の中でフラッシュバックするさっきの光景… 

彼の発射とほぼ同時に、私も何かあった気がするんだけど何だったっけ? 

いつもの様に、顎に手をあてて思い出そうとするがどうにも思い出せない… 
強くなった青臭さと生臭さにそんな行動が邪魔される…… 
…変な臭い…… 
さっきまで、おち○ちんを握っていた手を顎に当ててるのにハッとして、 
あわてて手を放して俯いた。 
床を拭く為にしゃがんでいた彼と目が合った。 
あ、顔を逸らした。あ、目だけこっち見た。…やっぱり恥かしいんだろうな。 

その彼の様子を見て、私も最後までやってしまった悪戯を思い出し、 
再び恥かしさが込上げて来た。 
彼が手に持った湿ったティッシュを奪い取り、 
「今日はありがと。いいもの見せてもらっちゃった。」 
「今日のことは二人だけの秘密ね。また見せて。じゃ、あたし帰るから。このティッシュはあたしが捨てといてあげるね。」 
とあわてて言って鞄を持ち、教室を後にした。 

教室を飛び出て廊下を走りながら、彼に言い残した自分の言葉にもっと恥かしくなった。 
「また見せて。」って………… 

暫く走ってから足を緩めたら、なんだか尿意を催した。 
あそこの角を曲ったらトイレだっけ。 
やっちゃった悪戯も然る事ながら、逃げ際に言ってしまった言葉。 
……バカか私は… 
ガックリと落ち込みながら、トイレのドアを身体ごと押して個室に向う。 
ドアを閉めて「はぁ…」とため息。 
It is no use crying over …?なんとか Milk. だね。本当に。 
ガックリ落ち込んでるのにも関らず、 
さっきの光景になぞらえちゃってる自分にますます落ち込む。 
ノロノロとパンツを下ろしてしゃがむ。 
教室から付いてきてた、あの、ちょっと甘い感じの匂いが強くなる。 
あー。なんだっけぇ?この匂い…… 
そう。こんな感じに生臭いのも混ざってるものだったんだけど…… 

用をたしつつ何度目かのため息をつきながら、頭をガックリと落した。 

!$%&$#%&■&‘’%♪$$!!‘★((&! 

危うく後に倒れる所だった。 
目に飛び込んできたのは、股間の部分がびっしょりと濡れたパンツだった。 
危うく大声が出そうになって手で口を塞ぐ。 

ウグッ%$■&+◎#★△!!!!!????? 

強烈な生臭さと青臭さに、口に当てた手を慌てて放す。 
塞いだ手に握り締めてたのは……… 
更に慌てて手の中の物を放り出した。 

口に手を当てた時に感じた生暖かい湿り気を、トイレットペーパーで何度も拭う。 
感じた記憶は拭っても拭っても拭いきれない。 
拭う。 
拭う。 
口の周りがヒリヒリしてくる。 

………何やってんだ……わたし…… 

涙がこぼれた。 

組んだ腕に顔を埋めて泣いた。 

ひとしきり泣いたら、かなり気持ちも落ち着いた。 
体勢はパンツを脱いでしゃがんだままで、さっきと同じ。 
漂うのは生臭くて青臭い精液の匂いと、未だに匂ってくるあの匂い。 
それと、トイレ特有の芳香剤とアンモニアの混じった臭い。何ら変わらず。 

まずおしりを拭き、続いて濡れたパンツの処理をしようとしたところで、 
ようやく匂いの元を思い出した。 

……私のだ…これ…… 

何時から匂っていたのかは思い出せないけど、 
確かに教室で濡れた感じがした。そして、匂いも感じてた。 
そして…目の前にある見た事ないくらいに濡れたパンツ…… 

教室での光景が目に浮かぶ。 
初めて見たおち○ちん。 
彼のおち○ちんを擦る自分の手。 
飛び出す精子。 
糸を引いて床に落ちていく、それ。 
赤い顔をしてこっちを見ている彼の表情。 
床を拭きながら上目使いで私を見てた、あの目。 

ハッとして、とんでもなく恥かしくなった。顔が熱くなる。 
……彼に濡れたパンツを見られてたかもしれない…… 
……私が放っていた匂いを嗅がれてたかもしれない…… 
何故だかアソコがヒクヒクする。 

パンツの濡れた部分を、トイレットペーパーで挟むようにしてトントンと拭う。 
真ん中あたりはちょっと粘り気があって取れにくい。 
それにしても、何でこんなに濡れたんだろう…? 
自分の部屋でオナニーしても、こんなに濡れた経験はなかった。 
おまけに自分でアソコを弄ってはいなかったのに… 
そして、カラダが破裂するようなあの感じは何だったんだろう………? 

理性を涙で流したからか、好奇心だけが湧きあがってくる。 
いつも自分でする時のように、アソコに指を這わす。 
腰がモゾモゾしてくる感じもいつも通り。 
服の上から胸に手をやっても特に変わった感じはして来ない。 
カラダは熱くなり指もヌメってくるが、破裂どころか息苦しさも遠く及ばない。 
何が違うんだろう……? 


292 名前:SIDE OF ASAMI :2005/06/02(木) 22:48:53 ID:EL1YcL1S
試しに、さっき放り投げたまま転がっていたティッシュを掴む。 
嗅いでみる……変な匂い……少し胸の鼓動が速くなる。 
顔に近づけ、思いきって息を吸った。気持ち悪くなった。 
とりあえず違うらしい。それを便器の中に放り込んだ。 
目を瞑って、再度教室の光景を思い出す。 
所々ぼやけてはいたものの、見た物がリアルに蘇ってくる。 
しかし、やっぱり変わらない… 
教室で感じたあの感覚は再現できず、 
結局いつもみたいに、疲れた時点でオナニーが終了となった。 
えっちな液で濡れた指とアソコを拭き、ポシェットに入れていたナプキンを取り出す。 
それをパンツに無理矢理貼りつけ、腰まで引き上げた。 

手を洗いながら見る鏡の中には、少し目が腫れたいつもの自分が居た。 
しかし、中身は2時間前とは全くの別人になっている気がした。 
校庭の方からは、まだ部活動の声がしていた。 

エピソードT -卵- (了) 
- Metamorphose 〜変態〜 -